Ninja1000のリアタイヤがパンクするというハプニングを経験したので、この体験を共有したいと思います。
リアタイヤのパンクに気づいた深夜3時から、レッカー、そしてパンク修理が完了して自走可能になった午後3時までの約12時間の体験談です。
パンクが起きたのは九州ツーリングの帰り道
九州ツーリングの帰り道。福岡市から東京を目指して走行していました。距離は1000km以上、ノンストップで走っても13時間かかる道のりに挑戦していました。
新名神高速道路に入ってしばらく走ったところ、夜間通行止めの区間に遭遇します。大阪府内の「茨木千提寺IC」から「高槻IC」までの区間でした。
夜11時半ごろに通りかかったので、工事の時間帯である夜9時から翌3時まではちょうどわたしが走る時間と重なっていました。
茨木千提寺ICから先に進めなかったので、仕方なく茨木千提寺PAで翌3時まで休憩することにしました。
深夜3時まで茨木千提寺PAで仮眠休憩
3時まで暇だったので、12時から2時まで仮眠をとっていました。2時に起きるとやはりめちゃくちゃ眠たい。。起きてすぐに走るのは危険だと思ったので、2時から3時までの1時間はドデカミンを注入し、TVerでサッカー代表戦を観戦しながら目を覚ましていました。
それでもやっぱり眠たい、、ご覧のとおり、茨木千提寺PAはソファしかなく寝るための場所ではありません。ちょっと走ってちゃんとしたサービスエリアでテーブルに伏せて寝たいと思いました。
時刻は深夜3時を迎えました。
パンクに気づいた深夜3時
次のサービスエリアまで走るだけ。バイクを起こし、よちよち歩きでバックしようとしたらなんかバイクが超重い。。
「ギア入ってる?」「なんか踏んでる?」「そんな積載してたっけ?」「反動が足りない??」など色々考えましたが、リアタイヤをよく見ると、パンクで見事に潰れていました。
バイクのパンクを初めて見たし、経験したのですが、ホイールが地面に着くくらいまで潰れるわけではないのですね。でもリアタイヤを指で押してみると簡単にプニっとして、パンクを確信。
衝撃で眠気が一気に吹き飛びました。
九州ツーリングの帰り途中、東京から500km離れた土地勘のない大阪でレッカーを呼ぶことになりました。
皆さんが寝ている間の出来事。九州ツーリングの帰りです。
— Taka Rider (@taka_rider3) September 27, 2022
後輪タイヤのパンクで人生初レッカー。
場所は大阪。今日中に治るかな。
もうブログネタにするしかない。 pic.twitter.com/AX4UcNKjH4
保険会社に連絡しレッカーの手配
レッカーを呼ぶには、契約している任意保険会社に連絡をする必要があります。24時間対応してくれていたので、深夜3時でもつながりました。
名前と車両名とナンバー、改造車ではないかなどを聞かれました。茨木千提寺PAは市街地から割と近かったため、4時半にはレッカー車が到着しました。
レッカーするにあたり、
- 車体をぶつけて傷がつくかもしれないけど許してね
- ロープでしばるから傷がつくかもしれないけど許してね
などといった内容の同意書にサインしました。
レッカー車は基本的に人を乗せない
バイクはレッカー車で運ばれますが、搭乗者の私はどうやって下道に移動するのでしょうか。タクシーを手配するという手段しかないのですが、私はてっきりタクシーは高速道路のPAにも呼べば来てくれるものだと思っていました。
タクシーは呼べますか?
呼べないことはないと思います。
もしかして、レッカーに乗せてもらえるんですか?
基本的に人は乗せません。タクシーを呼べるとのことだったので、
タクシーで移動してください。
レッカーの人にも「タクシーは呼べますか?」と聞かれたので、私は「呼べないことはないと思います。」と答えました。
レッカー車は故障車両を運ぶためのもので、旅客車両ではないので、基本的に人の送迎は行わないそうです。例外として、たとえば高速道路の本線上など危険が伴う場合は、特別に人を乗せることがあるそうです。
では、ニンジャのレッカーを見送ってからタクシー呼ぶか、と考えていたのですが、ちょっと心配になってきたので、近くのタクシー会社に電話してみました。
すると、高速道路のPAには行けないと言われてしまいました。これはタクシー会社によって異なると思います。
レッカーされる直前でレッカー車を引き止めました。
すみません!
タクシーが来てくれません!!
乗せていきましょう。
危うくヒッチハイクになるところでした。深夜にヒッチハイクしてくる男性なんて怖くて乗せたくないですよね。
高槻ICで手配したタクシーに乗り換える
PAに来てくれないタクシーは近くの高槻ICの出口で待っていました。ここでニンジャとは一時的にお別れです。
レッカーは48時間までバイク修理の店が決まるのを待ってくれるとのことだったので、預かってもらい、私はタクシーで高槻駅まで向かいました。
この高槻ICから高槻駅までのタクシー代は任意保険会社から支払われるので、無料でした。
修理してくれるバイク屋探し
こんな朝っぱらからやっているお店など、マックしかありません。あ、大阪の人はマクドですかね。
「マクドナルド 高槻センター街店」に7時開店とともに入店し、バイク屋探しを始めました。
私のニンジャはバイク王で購入したものなので、修理してもらうのもバイク王の方がいいかなと思い、レッカー会社がある吹田の近くのバイク王を探しました。
50km以内しか無料で運搬してくれないレッカーサービスだったので、バイク王の店舗を調べるとともに、その店舗が無料運搬のエリア内かもグーグルマップで調べる必要がありました。
- バイク王 寝屋川店
- バイク王 東大阪店
この2店舗が無料運搬のエリア内で、定休日でもありませんでした。すぐにでもニンジャを修理に出したかったのですが、時刻はまだ朝7時。バイク王が営業開始する10時まで電話できなかったので、無駄に3時間をマックで過ごしました。
10時に鬼電開始
バイク王に聞いたのは以下の内容です。
- そもそも修理可能か
- 費用はいくらになるか
- 東京まで運搬してもらえるのか
バイク王の寝屋川店も東大阪店も修理の受付は可能とのことでしたが、修理自体は整備ができる他店で行うとのことでした。それはいいのですが、バイク王はパンクに関して修理は行っておらず、タイヤ交換のみになるということを伝えられました。
しかもタイヤの在庫を持っていないため、タイヤを発注して届いてから交換作業を行うため、納期がかかるとのことでした。私もそんなに長く大阪にいるつもりはありません。
では、修理はバイク王に任せて私は先に東京に帰宅し、あとからニンジャを東京に送ってもらうことは可能かと尋ねました。すると、送るのは可能ですが、運搬費用がとんでもない額になるとのことでした。大阪から東京だと1万円というレベルでは到底収まらないそうです。
そこでバイク王には、「門真2りんかん」での修理を勧められ、自走で帰るのが一番安いという結論になりました。
タイヤ修理してもらう所をあっちこっち探して大変。
— Taka Rider (@taka_rider3) September 28, 2022
ここは家から500km離れた大阪の地。
パンクした後っていろいろ大変なんだな。
早く帰りてー pic.twitter.com/k5RXf7lKYC
ニンジャは門真2りんかんへ
さて今度は門真2りんかんに電話です。
- パンク修理は可能か、それともタイヤ交換のみか
- タイヤ交換になる場合、タイヤの在庫はあるか
- 費用はいくらになるか
- 納期はどのくらいか
これらを一通り尋ねました。
門真2りんかんはバイク王とは違い、パンク修理もタイヤ交換も行っていました。パンクに関して修理で済むか、それともタイヤ交換が必要かはタイヤの状態を見ないと判断できないとのことでした。(タイヤの状態とはほぼ溝があるかないかだと思います。)
タイヤ交換になることも想定して、Ninja1000のタイヤの在庫があるかも確認しました。すると在庫はあるとのことで、パンク修理にしろタイヤ交換にしろ、当日中にニンジャが走行可能になることがわかりました。
修理で済むことを願い、門真2りんかんに向かいました。
リアタイヤに過去のパンク修理跡が見つかる
タイヤの状態を見てもらったところ、修理で問題なさそうでした。パンク修理代は1,800円ほどで、タイヤ交換の場合は、4万円程度かかるので助かりました。
しかし、パンクを修理してもらっていると、タイヤ交換が必要かもしれない事態に出くわします。パンクの原因なのですが、過去のパンク修理跡から空気が漏れていたのです。
古傷をもう一度修復するのであれば、いっそのことタイヤ交換した方が安全でした。しかしタイヤ交換すると4万円ほど費用がかかってしまいます。
まだ納車から3か月ほどしか経っていなかったので、保証が効くかもと思い、購入元のバイク王に連絡しました。本来タイヤは消耗品なので保証の対象外らしいのですが、今回はパンク修理跡が原因ということもあり、特別にタイヤ交換を無償でやってもらうことになりました。
ということで、2りんかんではパンク修理を応急処置として行い、東京までなんとか自走して地元のバイク王でタイヤ交換してもらうことにしました。
パンク確認してから12時間後、ようやく門真2りんかんで応急処置が完了しました。
— Taka Rider (@taka_rider3) September 28, 2022
レッカーやら何やらで昨日から2時間しか寝れませんでした。
そしていまから大阪から東京まで500km、ノンストップで6時間! pic.twitter.com/uvPz6m04bW
大阪から東京までは無事に帰れました
なんとか応急処置のタイヤで大阪から東京までの500kmを走り切ることができました。それもただの500kmではなく、高速道路での500kmだったので、かなり慎重に運転しました。
応急処置のタイヤで500km高速はまたパンクしそうで怖かったけど、なんとか走り切れました。
— Taka Rider (@taka_rider3) September 28, 2022
九州ツーリング2022終了です。
見守っていただきありがとうございました! pic.twitter.com/FORhvzYLH1
今回はNinja1000のパンクということで、パンク修理代1800円と門真2りんかんまでの交通費690円でなんとか収まりました。これからバイク王に無償でタイヤ交換してもらう予定です。
パンクはもうこりごり
今回運が悪かったのが、パンクしたのが深夜の時間帯ということでした。レッカーは24時間対応たっだのですが、パンクを修理してもらえなければ走り出すことができません。よってバイク屋の営業が開始される10時ごろまで待たなければなりませんでした。
もっとも、深夜に走らなければいい話ですが。。
レッカーの無料搬送距離も50kmまでだったので、大阪府内でパンク修理するしか選択肢がありませんでした。東京までバイクを送ってもらって、自分は公共交通機関で帰り、その交通費は任意保険会社に払ってもらうというのが理想だったんですけどね。
これを機にロードサービスも見直そうかと思って、距離無制限のレッカーがないか調べてみました。最寄りの店舗まで距離無制限とかではなく、自宅にも搬送可能な本当の意味での距離無制限です。
ZuttoRideがその距離無制限のレッカーサービスを提供していました。
バイク業界トップクラスの盗難保険・ロードサービス【ZuttoRide Club】「自走不可」の場合に距離無制限でレッカーしてくれますが、パンク修理補償もついているので、たとえばパンクをその場で修理してくれちゃうと、「自走可能」になるので、自宅までの搬送はしてくれないのではないかと思いました。パンク以外の自走不可であれば、自宅まで無料搬送してもらえる場合もあると思います。
ということで以上で、Ninja1000のリアタイヤがパンクして深夜3時の高速道路のパーキングエリアでレッカーされた話となります。
今回のパンクでロードサービスについて色々考えさせられるいい機会になりました。。長い記事となりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
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