1週間かけて走破した北海道ツーリングのルートをすべて紹介

ツーリング

人生初の北海道ツーリングで訪れたスポットを時系列ですべて紹介します。

7日間北海道に滞在したので、紹介するスポットが多く、本ブログで最長の記事となりました。写真を多く載せているので現地の様子をお楽しみください。

それでは北海道ツーリング1日目から見ていきましょう。

どうもTakaです。

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1日目

初日は苫小牧フェリーターミナルからスタートしました。フェリーが北海道に着いたのは午後1時30分。実際にフェリーから降りたのは午後2時くらいで、半日のツーリング約180kmの行程となります。

1日目ルート
  1. 苫小牧フェリーターミナル
  2. ファーム富田
  3. ジェットコースターの路
  4. 千代田の丘キャンプ場

ファーム富田

ファーム富田

北海道の北を目指すようにツーリングしようと考えていたので、苫小牧からまっすぐ北にある富良野を目指しました。富良野といえばお花畑というイメージがあったので、無料でラベンダーの景観を楽しめる「ファーム富田」に行くことにしました。

ファーム富田の閉園時刻は午後5時。苫小牧からおよそ3時間弱の距離なので、2時に苫小牧を出発するとかなりぎりぎりだったということに後で気づきました。この日は天気が微妙でしたが、ラベンダー畑は富良野の名物なので足を運びたいスポットです。

ジェットコースターの路

ジェットコースターの道

富良野のツーリングスポットといえば、「ジェットコースターの路」です。ジェットコースターと聞いただけで面白そうな道ですが、たしかにこの道はジェットコースター。まっすぐの直線で緩やかなアップダウンを繰り返す道となっています。

かみふらの八景

魅力は道路の形状だけではなく、景色も素晴らしいものがあります。写真の場所はジェットコースターの路の頂上らしく、十勝岳連峰を見渡せる絶景スポット。そうだったんですね、この日は曇りで遠くの山々に全く意識が向いていませんでした(笑)。

千代田の丘キャンプ場

千代田の丘キャンプ場

そしてキャンプ地に到着です。ここは「千代田の丘キャンプ場」というところでバイクは500円で利用できます。ジェットコースターの路から15分ほどで着くので、目指しやすいです。

この日は天気が悪く、夕方くらいから曇りが雨に変わり、最終的には雷雨キャンプとなりました(笑)。もちろんわたし以外に利用する者などいなく、雷雨の中、独力で夜を過ごすことを余儀なくされました。初日から試されているなと感じましたね。

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1日目のツーリング行程はこちらの動画が対応しています。

2日目

2日目は富良野からさらに北に進み、日本最北端の宗谷岬を目指します。距離にして約320km。ほとんどがオロロンラインの走行となり、2日目にして最北端まで走り切ることができました。

2日目ルート
  1. 千代田の丘キャンプ場
  2. 日本海オロロンライン
  3. オトンルイ風力発電所
  4. バイクステーション稚内
  5. 白い道
  6. 宗谷丘陵
  7. 宗谷岬

日本海オロロンライン

日本海オロロンライン

最北端を目指すために日本海オロロンラインを北上していきます。このオロロンラインがすごく長くて、なんと全長は小樽から稚内までの約380km。わたしは留萌からオロロンラインをスタートしましたが、やはり長い。どこまで走ってもナビがオロロンラインなので北海道の規模の大きさを感じた瞬間でもあります。

日本海オロロンライン

これだけ長いとオロロンラインの魅力を写真一枚で伝えるというのは難しいのですが、個人的に次に紹介する「オトンルイ風力発電所」を超えたあたりがオロロンラインの本気だったように思います。ドアを開ければすぐにオロロンラインだといいのですが、北海道の北の方まで走らないとこの景色には辿り着けないと思うと、貴重な瞬間なんだと感じてしまいますね。

オトンルイ風力発電所

オトンルイ風力発電所

オロロンラインを北上していくと自動的に着くのがこの「オトンルイ風力発電所」です。ご覧の通り28基の風力発電機が道沿いに連なる景観となっています。感動的な絶景ではありませんが、これだけ多くの風力発電機が道のすぐそばに立ち並ぶ景観は珍しいと思います。オロロンラインのレールに乗ってしまえば自動的に着く場所なので楽しみに走りましょう。

バイクステーション稚内

バイクステーション稚内

2日目の宿泊地は「バイクステーション稚内」を選びました。ここはレッドバロンが運営する宿泊施設でテントサイトや個室、大部屋のどれかが選択可能です。

このバイクステーション稚内は海のすぐそばに位置します。そのためか風が強く、わたしの安いテントだと風で吹き飛ばされてしまうほどでした。

施設としてはライダーにとって充実したもので、シャワールームや洗濯機と乾燥機、洗車が追加料金なしで利用することができます。

個人的に唯一残念だったポイントは個室の枕です。ビーズが入った枕で硬く、厚みもあったので、首に角度が付きすぎて私には合いませんでした。二段ベッドでちょうどもう一つの掛け布団があったので、それを枕替わりにしました。

詳しくはこちら↓

さて、宿泊地を確保したので、残りの時間で白い道、宗谷丘陵、宗谷岬に向かいました。

白い道

白い道

キャンプの荷物をすべて下ろし、身軽になった状態で宗谷丘陵の白い道へ向かいました。ここは白い貝殻を敷き詰めた道で青い空とのコントラストが映える絶景ロードです。

白い道

宗谷丘陵の中ということで景色もよく、海も見渡せるのでとても満足度の高い道でした。この白い道はスタート地点とゴール地点があって、わたしは逆走してしまったのですが、内陸側から海沿いに向かうルートが推奨されているみたいです。たしかに道は細くて車同士だとすれ違うのには苦労すると思いました。

宗谷丘陵

宗谷丘陵

「丘っていいな」としみじみと感じたのがこの宗谷丘陵でした。先ほどの白い道も宗谷丘陵の一部ですが、道も景色もとても美しいです。人家のない道だけが整備されたこの場所はぜひバイクで走りたい。最北端まで走った甲斐があったと思わせてくれること間違いないでしょう。特に天気が大事。

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2日目のツーリング行程はこちらの動画が対応しています。

3日目

3日目は北海道の北東を滑るように下る大移動となりました。走行距離は約400km。朝6時前には稚内を出発し、夕方4時ごろにはキャンプ地に到着していました。そこまで時間に追われたわけではなく、中継地でもそれなりに時間を使えたので、朝早く出れたのがよかったです。朝は5時起きです。

3日目ルート
  1. バイクステーション稚内
  2. エサヌカ線
  3. クッチャロ湖
  4. ウスタイベ千畳岩
  5. 日の出岬
  6. 能取岬
  7. 美幌峠展望台
  8. 和琴半島湖畔キャンプ場

エサヌカ線

エサヌカ線

バイクステーション稚内から1時間ほどで到着したエサヌカ線。初めて北海道に来たなら外せない道路の1つだと思います。

エサヌカ線

周りは電柱もガードレールすらもない大草原。見たことない真っすぐな道で大興奮してしまいました。北海道ならではの道を走りたい、そんな期待に応えてくれる直線道路です。

クッチャロ湖

クッチャロ湖のほとりにあるクッチャロ湖畔キャンプ場はライダーにも人気なキャンプ場です。わたしも時間が合えば泊まりたかったのですが、着くタイミングが朝だったので、せめてクッチャロ湖だけでも拝もうと寄ってみました。とても静かな場所できれいな湖と優雅な朝を迎えられる場所だと思います。

ウスタイベ千畳岩

ウスタイベ千畳敷

この日は400kmほど走る日だったので、ウスタイベ千畳岩はパスしようと考えていたのですが、ちょうど通り道にあったので結局行くことにしました。あとなんか「ウスタイベ」という名前が妙に気になるんですよね。ここにも隣接するキャンプ場があり、芝生がとても綺麗な場所です。対照的に千畳岩の荒々しさと打ち付ける波が自然を感じさせるスポットとなっています。冬季には流氷が見れてとても美しい絶景になるみたいです。

日の出岬

日の出岬

ひたすら北海道の海沿いを南下していくのですが、間隔的に休憩するのにちょうどよい位置にあって寄ったのがこの「日の出岬」です。なんとここもキャンプ場になっていて、キャンプ場の多さに驚きます。写真は総ガラス張りの展望台「ラ・ルーナ」です。日の出岬の景色を室内から楽しめる展望台となっています。

能取岬

日の出岬から2時間半ほど走って能取岬へ向かいました。能取岬も壮大な草原が広がっていて開放的な気分になれます。能取岬はそこに着く直前の道がとても綺麗で、岬に向かって下っていく景観には思わず声が出てしまいました。

能取岬

帰り際には鹿に出会いました。人間にビビりながらも食事をやめない姿に「向こうにも草あるのに」と思ってしまいます。近寄ったらちょっと逃げて離れたらその場で草を食い始めるかわいい鹿でした。

美幌峠展望台

美幌峠展望台

この日のツーリングで最も楽しみにしていた美幌峠です。ここの展望台は屈斜路湖を見下ろせる絶景スポットです。屈斜路湖は日本最大のカルデラ湖。あの阿蘇大観峰のカルデラより大きいらしいので驚きです。

屈斜路湖は展望台だけでなく、美幌峠を下る途中にも拝むことができます。道路から絶景が見れると最高な気分になれますよね。

和琴半島湖畔キャンプ場

和琴半島湖畔キャンプ場

そして美幌峠を下った先にある「和琴半島湖畔キャンプ場」に到着です。

屈斜路湖の湖畔に面したキャンプ場で最高のロケーションでした。バイクは場内に入ったらエンジンを切って押していく必要があります。サイトは区画割りされているので、入場人数に限りがあります。3時くらいに来ましたが、ソロサイトはわたしが最後の1名でした。早めに到着することをおすすめします。

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3日目のツーリング行程はこちらの動画が対応しています。

4日目

4日目は知床峠を最優先にルートを組みました。走行距離は約380kmとなりましたが、本来の予定とは少々異なるルートとなりました。

まず野付半島に行き忘れたのと、この日に泊まる予定だった達古武オートキャンプ場が宣言中閉鎖だったのです。それでは違うキャンプ場をと思い向かったキトウシキャンプ場も同じく閉鎖しており、最終的に釧路の海沿いにあるパシクル湖畔キャンプ場に行きつきました。

4日目ルート
  1. 和琴半島湖畔キャンプ場
  2. 知床峠
  3. 開陽台
  4. 多和平
  5. パシクル湖畔キャンプ場

知床峠

知床峠

和琴半島湖畔キャンプ場から2時間ほどかけて知床峠に向かいました。知床峠は世界自然遺産に数えられているので、その絶景をとても楽しみにしていました。

写真に見える山は標高1,661mの羅臼岳です。知床半島のほぼ中心に位置していて、シンボル的な存在感でした。

知床横断道路に入ると「ここはヒグマの生息地です」という標識があって、大自然にお邪魔している気分になります。ヒグマを見てみたいと警戒の目で探しましたが、見つけることはありませんでしたね。

鹿は見つけましたが。

斜面に鹿を発見!

そして地球が丸く見えるという開陽台へ向かいました。

開陽台

地球が丸く見える開陽台

開陽台から見える地平線の大パノラマは絶景です。「地球が丸く見えるとはこのことか!」と納得する眺めです。

この景色を見たとき、ふと地球平面説が思い浮かびました。地球平面説の信者にとっては、この景色をみて「地球は平らだ!」と思うことでしょう。

開陽台ウシの空キャンプ場

開陽台にはキャンプ場も併設されていて料金は無料です。地球が丸く見える地形なので、夜には天然のプラネタリウムになるんじゃないかと想像できますね。

多和平

多和平

開陽台と同じく、多和平も地平線が見どころの絶景スポットです。

開陽台から40分くらいなので行きやすいと思います。このときは多和平展望台は閉鎖されていて大パノラマの絶景を見ることはできませんでした。

ここもキャンプ場が併設されています。多和平キャンプ場です。

写真の奥のほうに見えるのが、本来行きたかった多和平展望台です。

パシクル湖畔キャンプ場

パシクル湖畔キャンプ場

そしてパシクル湖畔キャンプ場にて4日目を終了しました。

公園のような雰囲気ですが、無料でキャンプ場として利用できます。ロケーションも国道沿いなので野宿感がすごいです。

芝生もきれいで、水道、トイレもあって利用しやすかったです。

また夜になると街灯が照らしてくれるので、夜遅くに到着しても明るい中でテントを張ることができます。

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4日目のツーリング行程はこちらの動画が対応しています。

5日目

5日目はパシクル湖畔キャンプ場からナイタイ高原牧場に向かい、札幌まで4時間以上かけて行くルートとなりました。

北海道ツーリングも後半となり、正直、小まめにツーリングスポットに寄るのも疲れてきたので、札幌でゆっくりしたいという思いがありました。このような調整ができるのもソロツーのいいところですね。

5日目ルート
  1. パシクル湖畔キャンプ場
  2. ナイタイ高原牧場
  3. クインテッサホテル札幌
  4. 札幌テレビ塔

ナイタイ高原牧場

ナイタイ高原牧場

ナイタイ高原牧場は日本一広い公共牧場として有名です。実際に敷地内に入ってみると、いままで見たことない規模の牧場が広がっていました。道もとても綺麗で牧場の中とは思えないクオリティです。

牧場の性質上、視界を遮る木々がないことで、このような開放的な絶景が作られるわけですね。

ナイタイ高原牧場

ナイタイ高原牧場は道を進むほど標高が上がっていきます。ナイタイテラスがある駐車場では開放的な景色を望むことができます。

ここはぜひ天気の良い日に訪れてほしい場所です。

ナイタイテラス

ナイタイテラス

そしてこちらがナイタイ高原牧場の頂上付近に位置する「ナイタイテラス」です。2019年にオープンしたということで、とてもきれいな施設です。

照明は暗めでガラス窓から差し込む広大な牧場の景色が映えるデザインとなっています。

クインテッサホテル札幌

ナイタイ高原牧場から4時間以上かけて札幌までやってきました。この日はクインテッサホテル札幌に宿泊し、余裕のある時間を過ごしました。

札幌観光をするのに好立地で、宿泊費も割引で平日5000円ほどでした。バイクも無料で置けたので、コスパの良いホテルだと思います。

札幌テレビ塔

札幌テレビ塔

札幌観光ということで札幌テレビ塔を眺めに行きました。ここでなんと同じNinja250Rにお乗りのRIKUさんに会うことができました。

実はナイタイテラスでコーヒータイムをしている時にインスタのDMでやり取りをしていて、札幌で会う約束をしていました。夜7時34分にパシャリしましたが、8時には消灯してしまったので、ちょうどよいタイミングでした。

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5日目のツーリング行程はこちらの動画が対応しています。

6日目

6日目は札幌から神威岬に向かい、函館まで高速を使って移動する日となりました。走行距離は約340kmで6時間半以上のツーリングとなっています。

翌日は苫小牧のフェリーターミナルに帰るだけの日なので、ツーリングスポットを巡るのはこの日が最後となります。

6日目ルート
  1. クインテッサホテル札幌
  2. 神威岬
  3. 沼の家
  4. ラッキーピエロ峠下総本店
  5. 金森赤レンガ倉庫
  6. 八幡坂
  7. アパホテル函館駅前

神威岬

神威岬

思ったより歩くのが大変だった神威岬です。

上から見ると先端まで下っているように錯覚しますが、実際に歩いてみるとアップダウンを繰り返す坂道となっていて、けっこう大変です。

神威岬

振り返ってみるとかなり長い坂を下ってまた登ってきたことがわかります。わたしは一人だったのでガンガン進んでしまったのですが、その反動でかなりバテてしまいました。

絶景に惑わされました。飲み物を持って挑みましょう。

神威岬先端の景色です。海の上に突き出た岩は「神威岩」と言われ、ここで身を投じた女性の化身という言い伝えがあります。

また見渡す海は「積丹ブルー」と呼ばれる透き通った綺麗な色をしていて、沖縄で見た海と遜色ない美しさでした。

沼の家

沼の家

札幌で出会った視聴者の方に教えてもらった「沼の家」で大沼だんごを食らいました。

大沼の名物らしく明治38年創業と書いてありますね。店の雰囲気からして旨そうです。

大沼だんごの特徴はだんごが串に刺さっていない状態で提供されることです。だんご一粒一粒が沼に浮かぶ小島を表現しているらしく、小ぶりで食べやすくバクバクいけました。うまうま。

嫌いな人はいないだろうから、誰にでもおすすめできる一品です。

ラッキーピエロ峠下総本店

ラッキーピエロ峠下総本店

つづいてもご当地グルメです。函館を中心に展開しているラッキーピエロに向かいました。

派手な店内が印象的でわくわく感があります。

たくさんのメニューがあって迷いましたが、初めてだったのでとりあえずオーソドックスなハンバーガーを頼んでみました。オーソドックスなので味は普通でした。もっと攻めたオーダーをすればよかったと反省。

金森赤レンガ倉庫

金森赤レンガ倉庫

函館の有名な観光スポットである金森赤レンガ倉庫にやってきました。

ここは夜のライトアップのタイミングにぜひ訪れたい場所です。日中のツーリングを終えた後、夜の散歩として来ても良いかと思います。

わたしも最初は散歩で訪れましたが、あまりに映えスポットだったので、わざわざバイクを持ってきてしまいました。

金森赤レンガ倉庫

9月に撮った写真ですが、クリスマスツリーのような木が立ち並んでいて冬の雰囲気があります。

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6日目のツーリング行程はこちらの動画が対応しています。

とても長い記事になりましたが、以上です。7日目は函館から苫小牧のフェリーターミナルまで行くだけの日でしたので、割愛します。その道中は北海道ツーリングの感想を語っています。

さて、とても長い記事になりました。途中書くのがめんどくさくなったり、たまにやる気が出て書き始めたりと、ここまでくるのに数か月かかりました。

ここまで読めたあなたはすごいです。それでは北海道ツーリングいってらっしゃい!

北海道ツーリングの再生リストはこちら↓
https://youtube.com/playlist?list=PLC0Ig_iyhptp-mpQxDlCSDsfe20-N-vYj

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