モトブログの動画編集に使っている月700円の動画編集ソフト『PowerDirector 365』をご紹介

モトブログ

「Taka Rider」のモトブログはすべてPowerDirectorという動画編集ソフトで作られています。PowerDirectorの使用歴はもう4年になります。

もともと無料版のPowerDirector14から使い始めたのですが、もう少しリッチな動画を作ってみたいと思い、いまは年額8,480円の『PowerDirector 365』を使っています。

有料ソフトの中でも安くてコスパもよく、何より使いやすいのでおすすめできます。実際の動画編集の画面なども見せながらご紹介したいと思います。

どうもTakaです。

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PowerDirectorではじめたモトブログの動画編集

PowerDirectorはCyberLink社が提供する動画編集ソフトです。

大学生のときに使っていたDynabookという東芝のノートパソコンにPowerDirector14のインストーラを見つけたのがきっかけで使い始めました。しかも無料でした。

初めての動画編集ソフトでしたが、PowerDirectorの画面UIは非常にシンプルで直観的に操作できました。

画面自体のデザインも暗めでかっこいいと思います。無料とは思えないクオリティです。

サブスクのPowerDirector365を契約

powerdirector

PowerDirector14でも基本的なカットなどの編集は無料で行えてたのですが、やはり動画編集を続けていると動画の表現も工夫ができるようになってきて、有料版で使ってみたい機能が増えてきました。

ここで動画編集ソフトに課金するようになります。選んだのは『PowerDirector 365』というサブスクリプション型の有料ソフトでした。

年額8,480円ですが、だいたい公式でタイムセールをやっており、年額6,200円、月に換算すると517円で1年間使えたりします。

PowerDirector 365\タイムセール25%オフ/
12か月プラン 8,480
6,200
      
1か月あたり 517円

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有料動画編集ソフトで有名なAdobe Premiere Proも検討しましたが、2,728 円/月はちょっと高いし、高機能すぎてまだ扱いきれないなと思いました。

Taka Riderのモトブログであれば、PowerDirector 365が機能的にも金銭的にも妥当だと思いました。

PowerDirectorで出来ること

powerdirector

モトブログにおいて十分な編集機能をもつPowerDirectorですが、具体的にどんな編集機能があるのかを一部ご紹介します。

  • カット
  • トリミング
  • 早送り、スローモーション逆再生
  • PiP(ピクチャーインピクチャー)
  • マスク
  • テキスト
  • カラーボード
  • トランジション
  • 音量調整
  • モザイク
  • モーショントラック

これらの機能があれば、モトブログをつくるには十分だと思います。

動画編集をしない人にとっては聞き慣れない単語もあるかと思いますが、やっていることは大したことではありません。

1つ1つPowerDirectorの編集画面を見ながら解説していきたいと思います。これから動画編集の黒い画面がたくさん出てくるので、PowerDirectorで編集してみたいと思った方は読み進めてみてください。

カット

まずは動画編集の基本中の基本の「カット」です。

動画編集は動画素材を切って貼っての繰り返しなので、このカットを効率的に行えると動画編集のスピードが上がります。

PowerDirectorはショートカットを使うことで効率的に動画編集を行うことができます。

  • カット(Ctrl + T)
  • 削除(Delete)
  • 削除して間隔はそのままにする(Shift + Delete)
  • 削除して間隔を詰める(Ctrl + Delete)
  • 削除、間隔を詰めて、すべてのクリップを移動する(Alt + Delete)

モトブログでは喋っている部分をカットで切り取っていきます。

Spaceキーを押して動画をスタートし、音の波形が立っているところでまたSpaceキーを押して動画を停止、「Ctrl + T」でカット、マウスで削除するクリップを選択して「Ctrl + Del」または「Alt + Del」で削除。これの繰り返しです。

なるべくマウスを使わずにキーボードでカタカタパチパチ編集を進めましょう。

PowerDirectorならできます。

トリミング

はさみマーク✂を押すか、こちらもショートカット(Ctrl + Alt + T)で動画クリップのトリミングが可能です。

基本的にはカットと削除で動画の切り貼りを進めますが、例えば5秒10ミリ秒といった決まった時間間隔でトリミングしたいときにこの機能を使います。

本当に細かく時間指定で切り取りたいときはこのトリミングを使いましょう。

早送り/スローモーション/逆再生

ビデオスピードデザイナー

動画に緩急をつけるのに早送り、スローモーションは重宝します。画面上のつまみを左右に動かすか、数値を直接編集することでスピードを調整できます。

PowerDirectorは0.100倍速から96.833倍速まで設定幅があります。しかし、さすがに96倍速は速すぎてPCスペックが追い付かないと思いますが。またスローモーションにするには、動画撮影の設定で最低でも60fpsはほしいところです。

青く選択されているクリップは上のクリップを5倍速にしたものです。動画を5倍速に設定するとクリップの幅が縮まります。

PowerDirectorなら動画スピードも自由自在です。

動画の逆再生もツールからボタン1つで可能です。

PiP(ピクチャーインピクチャー)

PiP(ピクチャーインピクチャー)とは画面を重ね合わせた状態のことをいいます。

回想シーンなどを表現したいときや、3人称視点などを表現したいときなどにPiP機能を使って動画を重ね合わせます。

重ね合わせた画面はPiPデザイナーで細かく装飾することができます。境界線をつけて目立たせたりして、いろいろ工夫してみましょう。

マスク

ツール>マスクデザイナー

マスクとは素材を指定した図形に変形させることです。

このアイコンも円形にマスクされています。

さきほどPiPした素材の境界線を白にし、円形にマスクしてみました。

これにテキストと白のカラーボードを重ね合わせると、下の画像のように、アイコンが喋っているような画面を作れたりします。

テキストとカラーボードに関してはこれから解説します。

テキスト

動画編集といったらテキストの組み込みですね。テキストメニューがあるので、お好きなテンプレートを選んでタイムラインに追加します。

PowerDirectorのフォントも豊富にラインナップされています。PowerDirector 365であれば、サブスクリプションなので、新しいフォントがあれば追加することができます。

画面上のプレビュー画面でもテキストを変更できますが、詳細に変更を加えたい場合は「ツール>タイトルデザイナー」を開きます。

ツール>タイトルデザイナー
  • フォントの変更
  • テキストに境界線をつける
  • 文字色の変更
  • 拡大縮小、縦横比の変更
  • 透明度の変更

などが可能です。

さまざまな動画スタイルに合わせてフォントスタイルも変更できるのはいいですね。

カラーボード

カラーボードは動画の装飾によく使います。いちいちフリー素材のカラー画像を拾ってこなくても、PowerDirectorが用意してくれています。

ツール>PiPデザイナーを開く

カラーボードも細かく編集が可能です。

  • 不透明度
  • クロマキー合成
  • 境界線
  • シャドウ
  • フェード

なんと、クロマキー合成もあるのですが、わたしは使ったことがありません。

わたしはよく黄色のカラーボードを差し色として使っていて、テキストを装飾しています。

マウスを使ってお好きな位置に配置してみましょう。

トランジション

トランジションとは画面遷移のことをいいます。動画をフェードさせたりスライドさせたりすることで動きをつけることができます。

PowerDirector 365はサブスクリプションなので、このトランジションも新しいものがあれば追加していくことができます。トランジションの豊富さは有料版の良いところだと思います。

トランジションはタイムライン上にある素材にかけることができるので、動画や画像、カラーボード、音声、テキストすべて可能です。

BGMにコンスタントパワートランジションをかける

これはフリー音源素材に「コンスタントパワー」という音声トランジションをかけています。音が一定にどんどん大きくなっていくトランジションなので、さりげなく音楽を登場させることができます。

音量調整

PowerDirectorは音量の調整も可能です。タイムライン上で音声には横線が入っているので、これがつまみになっています。

この横線を上にひっぱれば音量UP、下にひっぱれば音量DOWNになります。自分が喋っている裏でBGMを小さな音量で流したい場合によく使います。

また音声にはキーフレームを打って上下に配置することで音量の強弱をつけることもできます。しかしこれはリニアにしか強弱できないので、すこし使い道が限られています。

モザイク

動画では見せたくない部分にモザイクをかけたい場合があります。PowerDirectorはエフェクトルームからモザイクを動画にかぶせることができます。

モザイクの濃さやモザイクをかける場所、「ボックスタイプ」のモザイク、「円形タイプ」のモザイクなど細かく設定することができます。

エフェクトルームには「ぼかし」もあります。個人的に「モザイク」より「ぼかし」の方が見た目がよく感じます。

でもモトブログであれば、モザイクをかけたい対象が動き回るので、これを追跡したい場合があります。PoweDirectorは「モーショントラック」という対象物の追跡ができる機能があります。

モーショントラック

こちらはモーショントラックを行っている画面です。追跡精度に関してはたまにカクつくことがありますが、使えるレベルにあると思います。

この機能を使うことで動き回る対象物に対して、テキストをかけたり、モザイクをかけたりすることができます。特にモトブログはアクティブな動画になるので、モーショントラックが必要な場面は多く出てくると思います。

長くなりましたが、以上でPowerDirectorで出来ることの紹介でした。

PowerDirectorの惜しいところ

PowerDirectorはシンプルなUIで使いやすいのですが、機能的に足りないと感じるところが1点あります。

それは、

  1. トランジションの細かいモーションをつけられない

ことです。

これは、PowerDirectorのトランジションがリニアにしか動かないということです。

例えば、「スライド」で左から右に素材を登場させたい場合に、一定の速度でしか登場させることができません。もっと抑揚をつけてピュッっと登場して、ゆーっくりと定位置に動くように、自由なトランジションを加えたいときがあるのです。それはBGMの音調に合わせて登場させたいときなどです。

また音声トランジションに関しても、一定の速度で音が大きくなったり小さくなったりすることはできるのですが、放物線状に音を大きくさせることはできません。

Adobe Premiere Proならキーフレームを打つことで可能なのですが、PowerDirector 365もサブスクなので、新機能として追加してほしいところです。

まとめ

今回ご紹介したPowerDirectorの編集機能はまだまだ一部で、細かいものを挙げればキリがありません。その中でも、よく使う編集機能、モトブログで必要な機能を中心に紹介しました。

PowerDirectorの魅力を一言でいうと、「安くてシンプルで直観的に使いやすい」というところです。画面がごちゃごちゃしていないので、初心者の方にやさしいUIで、それでいて見た目もかっこよくクリエイターとしてのモチベーションを損ないません。

これからもモトブログの編集にPowerDirectorを使っていきたいと思います。

PowerDirectorの詳細機能や買い切り版とサブスク版の違い、価格などは公式サイトから確認してみてください。

>> CyberLink PowerDirector 公式サイト

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