マジェスティに乗ってわかったビッグスクーターのメリットとデメリット

バイク

バイクに移動の快適性を求めたのがビッグスクーターと呼ばれるジャンル。

その快適性とはつまり、乗り心地の良さ。普段マニュアルバイクに乗る身としては、今回レンタルしたヤマハのマジェスティは乗り心地が良すぎて感動レベルでした。そして疲れにくい。

乗り心地だけではない、便利な機能性なども紹介し、マジェスティに乗ってわかったビッグスクーターの魅力を最大限お伝えしたいと思います。

どうもTakaです。

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広くてやわらかい肉厚シートが快適

一目見ただけでわかるビッグスクーターの特徴はこの大きなシートです。

一般的なマニュアルバイクが「跨る」ならビッグスクーターはちゃんと「座る」というかんじ。大きくて柔らかい肉厚シートがライダーの大切なお尻を包み込みます。

まさに動くソファー。ソファーがない家庭はこのマジェスティをリビングに置きたいくらい快適な座り心地です。

さらにタンデムシートとの境にある背もたれが腰に気持ちいいくらいにフィット。加速、発進による斥力を受け止めてくれます。だから運転が楽。

足を伸ばせて乗れる広いフットレスト

ビッグスクーターの快適性を実現しているのはシートだけではありません。足元の自由さも快適さの要因となります。

これもマニュアルバイクとの比較になりますが、特にスポーツ系のバイクだと跨りかつ、膝を曲げてステップに足をのせる姿勢になります。この姿勢を長時間続けるのは窮屈で、ライダーはたまに膝を伸ばして休めたりしますよね。

それに比べてビッグスクーターは足元が自由です。膝を曲げてストンと乗るスタイルもよし、足を前に出してどっしりと乗るスタイルもよし。そこに窮屈さはありません。

だからビッグスクーターは疲れにくい。運転が楽。

クラッチ操作がない楽さ

一般的にビッグスクーターはオートマ車なのでクラッチ操作がありません。つまりマニュアルバイクのようにクラッチを握る必要がないのです。

クラッチ操作はマニュアルバイクの楽しさではありますが、長時間乗っているとクラッチ操作も面倒になります。

特に渋滞などにはまってしまうとかなりきついです。細かい発進と停車、徐行を繰り返すのでその度にクラッチ操作を強いられ左手が疲れます。

しかしビッグスクーターはクラッチ操作がないので非常に楽です。バイクの運転で疲れさせる要因がまたひとつ減りました。

収納スペースが豊富

ビッグスクーターがあれだけ大きいのは収納スペースがあるからだといっても差し支えありません。

シート下にはフルフェイスヘルメットも入る広大な収納スペースが確保されています。この年式のマジェスティCの場合、フルフェイスヘルメット2個とはいかなそうでしたが、現行の多くのビッグスクーターはヘルメット2個入る収納能力があります。

つまり予備のヘルメットを収納しておけば、いつでもタンデムできる状態をつくりだすことができます。「ちょっと乗ってく?」みたいなことができちゃうわけです。

収納はシート下だけではありません。ハンドル下にも小物が入る収納スペースが2つ設けられています。

小物入れとはいえ、意外と奥行きと高さがあり、たくさん物が入ります。500mlペットボトルは余裕で2,3本は入るでしょう。この位置にあれば、信号待ちなどで水分補給ができちゃいますね。

モトブロガー視点でいうと、GoProの予備バッテリーなどを入れといて即バッテリー交換にも便利。中にモバイルバッテリーを仕込んで充電とかもできますね。

持ち物に合わせて大小様々な収納スペースを使い分けられるところがいいですね。ビッグスクーターは便利すぎる。

鍵をかけられる防犯性

そしてビッグスクーターのいいところはこれらの収納スペースに鍵をかけられるところです。だから荷物が盗まれる心配がない。

ツーリング先ではバイクを駐輪場に停めたあと、バイクを離れて現地を観光する機会があると思います。その際、余計な荷物は持ちたくないですよね。特にヘルメットなんかは持ち運ぶのは邪魔でバイクに置いていきたいけど盗まれないか心配になります。

でも鍵をかけれれば安心です。まさに動くロッカー。ジャケットやグローブなど余計な荷物はバイクに預けて身軽な状態でバイクを離れることができます。

荷物が雨で濡れない

さらに嬉しいのは収納した荷物が雨で濡れない点です。

ツーリング先で突然の雨に濡れてしまった経験は誰しもがあるはず。

ビッグスクーターの収納スペースはもちろん防水。突然の雨が降ってきても荷物が濡れる心配がありません。

これもたいへん便利。

大きい車体なのにUターンも簡単

車体が大きいビッグスクーターはUターンなど小回りが大変そうに見えますが、意外と小回りが利きます。

というのも画像を見ていただくとわかるのですが、マジェスティはハンドルの切れ角が非常に大きいのです。これなら狭いスペースでも簡単に旋回できちゃいます。

苦手なんだろうなと思っていたビッグスクーターの旋回性能に驚かされました。

ビッグスクーターのデメリットは2つ

メリットばかり語っていてもダメなのでデメリットもしっかりとお伝えします。

快適なライディングを楽しめるビッグスクーターですが、車体の大きさが故、これらのデメリットはトレードオフになります。

取り回しが大変

やはりビッグスクーターの取り回しは大変ですね。

国内の多くのビッグスクーターは装備重量がおよそ200kgほどあり、車体の押し引きにはどうしてもやりづらさを感じます。

というのも、見た目からして重心の位置が低く車体の後方にあります。対して前方の車体を押すハンドル部分はかなり高い位置にあるので力が伝わりづらく感じます。

またビッグスクーターといえば荷物がかなり入るので、フル積載だと200kgを超える可能性も十分にありえます。そうなるとさらに取り回しの難易度があがりそうです。

バイク置き場を選ぶ

車体が大きいと駐輪の際にも気を遣うかもしれません。

特に都内のバイク駐輪場は十分なスペースがない場合も多くあり、車体の大きいバイクほど駐輪に苦労します。またホイールベースの長いビッグスクーターは駐輪区画から飛び出している光景も目にします。

他のバイクが出れなくなることがないように駐輪場所を決める必要があるのです。

まとめ

今回マジェスティをレンタルして感じたビッグスクーターのメリットとデメリットは

    メリット

  • お尻が疲れない柔らかいシート
  • 窮屈にならない広いフットレスト
  • クラッチ操作がない楽さ
  • 収納スペースが豊富
  • 鍵がかけられる収納スペース
  • 荷物が雨で濡れない
  • デメリット

  • 取り回しが重い
  • 駐輪場所をえらぶ

となります。

ビッグスクーターに乗っていて最もよかったのは運転が楽だったことです。こんなに楽なツーリングは体験したことがありませんでした。

あまりの楽さに「これで日本一周行けるわ」と思いながら運転していましたね。

見た目で好みがわかれるようですが、機能性が高くてビッグスクーターが選ばれる理由を確かに感じました。

ビッグスクーター好きだぞ。

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