バイクを手放したということはモトブログ引退とほぼ同義になるのですが、趣味程度でやっていたものに「引退」というのは言い過ぎな気がします。
ただモトブログ自体は5年ほど、主に北海道東北関東関西四国九州沖縄のツーリング動画を作ってYouTubeに投稿してきたので、一応モトブログ人生を振り返るくらいの思い出はあったりします。
そんなわけで今回は、モトブログを5年ほどやってきた過去を振り返っていきたいと思います。

今日はちょっと気合いを入れるために、六本木の蔦屋までブログ遠征しに来ました。本記事内のインサート画像に蔦屋シェアラウンジの画像を使っていきたいと思います。
よろしくお願いします。
モトブログをはじめた理由

バイクに興味を持ってからYouTubeにバイク動画を投稿するまでの経緯は以下のようになります。
- 2017年4月 友人のせいでバイクに興味をもつ
- 2017年9月 Ninja250Rに乗り始める
- 2018年1月 GoPro HERO 4 Session購入
- 2018年3月 バイク動画をYouTubeに初投稿
モトブログの存在を知ったのは、バイクに興味を持ち始めて、YouTubeでバイク動画を漁っていたときだったと思います。Ninja250Rを手にいれてからもしばらくは、モトブログをやるつもりは全くありませんでした。というのも私自身があまり喋るタイプでもなく、何かを語るほど人生経験もなかったからです。
しかし、クリエイティブなことは好きで、動画編集にも興味がありました。そして何やらYouTubeに動画を投稿するとお金がもらえるらしい..!
モトブログだったら顔出しいらないし、別に喋らなくてもバイク走行動画だったらわたしでもできます。喋るなら喋るで喋るトレーニングになるし。情報系の学生だったので、Core i7のノートPCもあるし。なんかPowerDirectorという動画編集ソフトも無料でインストールできたし。YouTubeはサーバー代もかかりませんし。完全にノーリスクだと思い、モトブログを始めようと思いました。
YouTubeに動画投稿開始

初めは喋るつもりは全くなかったので、バイク走行映像とBGMを組み合わせたPV動画を投稿していました。GoProもHero 4 Sessionという小型のアクションカメラを使っていたので、PV動画を撮るのにうってつけ。単調な映像にならないように、さまざまな角度でGoProをマウントし、迫力のある映像を心がけていました。
しかし、PV動画を投稿しつづけるのはサステナブルではありません。動画が間延びしないように細かくシーンを切り繋いでいくと、撮影時間に対して、出来上がる動画は3分程度。同じ映像はなるべく使いまわしたくなかったので、継続的に新しいPV動画を投稿しつづけるのは難しかったです。
仕方なくではないですが、喋りながらバイクに乗る、モトブログっぽいことも始めるようになりました。
モトブログうまく喋れない

バイクに乗りながら喋るモトブログに挑戦するわけですが、最初は(今も)びっくりするくらい喋れないです。
まず1人でヘルメットの中で喋る自分が奇異すぎて恥じらいがありますし、話しの順序も支離滅裂、なぜかすぐ噛むし、何度も言い直して声は枯れるしで、ほんとに向いてないと思いましたね。喋れなすぎて発狂したりしてた(1人ヘルメット内で)ので、動画の生データは誰にも見せたくありません。
しかしトークスキルがないのは自覚していたので、喋るトレーニングだと思って続けました。ほんとに喋れていないのですが、あとから編集でトリミングしていくと、スムーズに喋れているように見せることはできたのは意外でした。
それでも過去の古い動画はカットも甘く、退屈な喋りをしていたので限定公開にしています。
早口&鬼カットでマシンガントーク調に

わたしのモトブログのスタイルとして、早口と鬼カットでハイテンポ動画を作ることを意識していました。
当時、YouTubeがどんな動画を評価するのかというと、視聴維持率が高い動画が良いとかなんとか。そんなことを見聞きしたので、喋りを途絶えさせず、細かいカットにすることで視聴維持率を高める狙いがありました。
いまも視聴維持率がYouTubeの重要な評価指標であるとは思いますが、単純に自分が観たい動画も情報量が多い動画なので、このスタイルにしています。
早口で喋らなくてはいけないので、ある程度話すことを頭で組み立ててから喋るようにしています。ライブではないので、バイクで走っている間、いくらでも考えることができます。噛んだら最初から言い直していましたし、短文しか思いつかなくても、とりあえず早口で喋って編集でつなげばいいやと思っていました。
ただ喋るだけではないモトブログの工夫

YouTubeはラジオではなく、映像で楽しめるのが良いところです。前述のとおり、喋っているシーンだけを動画にするので、なるべく良い景色のときに喋るようにしていました。喋りたいときに喋るのではなく、良い景色がくるまで待っていました。
思いつく限り書き出すと、、
- 良い道、景色のときに喋る
- トラックやバスの後ろはつかない
- 3車線あれば遠慮なく真ん中を走る
- 渋滞は動画がテンポダウンするのであまり喋らない
このようにすると良い映像だけが残り、動画を見返した時に「こんなにツーリングたのしかったっけ」と錯覚します。
すぐ気になっちゃうチャンネル登録者数

せっかくYouTubeをはじめるなら収益化したかったので、チャンネル登録者数1000人を目標にしていました。結局、1000人に到達するまでに2年以上かかったのですが、チャンネル登録者数のチェックは日課になっていました。
朝起きてチェック、授業の休み時間にチェック、寝る前にチェックと、何回画面をリロードしたかわかりません。ぜんぜん登録者数が増えないのに、むしろ減っているときも当然あり、YouTubeって厳しいなーと思ってました。
チャンネル登録者数は線形に増えたのではなく、あるひとつのプチバズ動画がきっかけで上昇気流に乗りました。過去に投稿していた動画も回り始め、相乗効果で登録者数が増えていきました。
最新動画から2年経過した現在、チャンネル登録者数は1780人。これから徐々に減っていく。。
YouTube最高月収

チャンネル登録者数1000人を突破し、収益化条件もクリア。大学4年生のときから、YouTubeからお金をいただけるようになりました、
YouTube最高月収は4000円(笑)。多くて月3本ほど出していた記憶ですが、1再生当たり、平均0.3円くらいだったと思います。平均YouTube月収は3000円くらいだったと思います。ほぼガソリン代といえるような金額です。
一応、寝ている間もお金が発生するので、不労所得といいたいところですが、動画は投稿しつづけないと再生されなくなっていきますし、そもそも動画を1本作るのにも1日を費やしたりするので、継続的な活動は必要です。
なお、現在は動画投稿は止まっており、収益化条件の総再生時間を達成できていないので、YouTubeからお金は一切入ってきていません。でもYouTubeはサーバー代がかからないのでノーリスク。
YouTube収益は有料サイトに課金

YouTubeで得た収益は動画作りに投資していこうと思い、動画編集ソフトPowerDirectorを有料版にアップグレードし、高品質なBGMサイトのArtlistにも課金するようになりました。
動画編集ソフトは月額700円くらい、Artlistは年間30000円くらいでした。YouTube収益と比較するとプラマイゼロでほぼ利益なしですが、特にArtlistの高品質なBGMが使えることに興奮して、その動画編集の楽しみが勝っていました。
Artlistを使い始めたのは、「北海道ツーリング2021」からです。シネマティックなBGMをお楽しみいただけたでしょうか?BGMで動画の雰囲気が一気にかわるので、BGMの有料課金はかなりおすすめです。
モトブログから得た学び

モトブログを通して自身の制作物を世の中に発信するという経験を積めたことはよかったです。動画を最後まで見てもらう工夫、チャンネル回遊してもらう工夫、チャンネル登録してもらう工夫など、自分で考えて試した結果が、実際に動画再生数、エンゲージメント、チャンネル登録者数など、数字として生々しく評価される点がYouTubeは非常に面白く、学びがありました。
このような数字の評価は、なんとなく感覚でやるのではなく、仮説をもって取り組もうという意識にさせますし、動画表現においても論理性を考えるようになっていきました。自分で作った動画なので、背景がわかっていて楽しめる部分も、他人がはじめて見た時にはそれが伝わりづらいなど、一度立ち止まって客観視する機会もありました。
なにかを制作するというのは、技術的な制作スキルだけではなく、意外と思考力も鍛えられるんだなーということをYouTubeのシビアな数字の世界から学び得れた気がします。
蔦屋シェアラウンジありがとう
今回は六本木の蔦屋シェアラウンジでこの記事を書き上げました。
ソフトドリンクプランで1時間1650円で、1日利用は4950円です。1~2時間の利用はコスパが悪いので、たまの1日利用でがっつり使うのがいいと思います。
朝8時から23時まで予約していて、一日中いるつもりだったのですが、ちょっと離れたところのラーメン屋にいきたくなって、戻ってくるのも面倒なので、けっきょく15時で退店しましたが(笑)。
普段いかないような所での作業だったのでとても捗りました。

なお、実家にはバイクが複数台あるので、たまに借りて乗っています。バイクを所有するつもりは当分ありません。モトブログも当分やりませんが、こちらのブログはたまに更新していこうと思います。
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